音楽界へ道連れじゃ

ギターとピアノとDTMのブログ

楽器が弾けないと作曲できない?

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「作曲してみたいけど楽器弾けなきゃいけないの?」と思っている方、きっといらっしゃると思います。弾けなくても大丈夫です(キッパリ)。

 

・プロの作曲家になりたい

・オーケストラの曲を作りたい

・バンドの曲を作りたい

 

とか言うのであれば楽器の知識はほぼほぼ必須ですが(演奏は下手でも良い)。そうでなければPCやタブレットスマホさえあれば十分作曲できます。

 

現状PCが一番出来ることの幅が広いので個人的にはPCがお勧めです。具体的にはPCとDAW(音楽作曲するためのソフト)、それとスピーカー(あるいはヘッドホン)があれば作曲の準備は完了です。

 

『楽器弾けないとしょぼい曲しか作れない』なんてことも全然ないので大丈夫です。

 

たまに「最近の音楽は打ち込みばっかでクオリティが低い」とか、因果関係が不明なことをおっしゃる方がいますが完全な間違いなので気にしなくて良いです。 打ち込みの音が良いか生楽器の音が良いかなど好みの問題でしかなく音楽のクオリティには関係ありません。

 

僕は15年ほどギタリストとしてバンドをやっていたので、少なくともベース、ドラム、ピアノ辺りは生の音が身体に染み付いていますが、打ち込みの音も大好きです。

ただ、今のところ打ち込みでは人間らしい「演奏の荒さ・雑さ」の再現が難しいので表現力は生演奏の方が上です。でも音色自体はすごく良いです。

しかも音楽ソフトの進化スピードは半端じゃないので、その内何もかもソフトの方が上になる日も遠くない気が…

 

例えば最新のゲームでは、架空の世界が本物さながらの質感で作り上げられており「まるで実写」を飛び越えて「実写より綺麗」と思うことがよくあります。それと同様に『打ち込みが実際の楽器演奏を超える日』も近々来るんじゃないでしょうか。

 

あと、楽器を使う場面と言えば音楽理論を覚える際にもあると便利ですが、ピアノとかギターを持っていなくてもMIDIキーボードで十分です。僕はギターでは理論が頭に入ってこなくて結局MIDIキーボードを使いながら勉強しました。

※MIDIキーボードとは?

 

ということで結論としては、作曲は楽器が弾けなくても余裕で出来ます!

 

楽器が弾けるメリット

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このままだと、まるで作曲をする上で楽器を弾く意味がないみたいになってしまうので楽器が弾けるメリットも書いておきます。

 

1. 楽しい

これは説明するまでもないことですが、楽器は一人で弾いても楽しいし他人と弾くのはもっと楽しいです。コミュニケーションツールにもなるので、これは欠け替えのないメリットですね。

 

2. それっぽいアレンジが出来る

楽器が弾ければ当然その楽器のアレンジを考えることが容易になります。逆にその楽器を触ったこともないのにイメージだけでアレンジをしても胡散臭くなりやすいです。その楽器を「活かす」アレンジも難しいです。

 

実際に弾けなくても本などで楽器の特性を勉強すれば「それなり」なアレンジは出来ますが、やっぱり実際に弾ける人の方が上手にアレンジが出来るのは明白です。まぁ無知だからこそ生まれる奇抜なアレンジも存在しますが。

 

そもそも弾けるのと弾けないのとでは単純に閃(ひらめ)くフレーズの数が違います。1年間でも弾いたら、もう弾いてない人の100倍は閃くようになっているはずです。

なぜそうなるのかと言うと、ただ「練習したから」というわけではなく楽器を練習する過程で必然的にその楽器がフィーチャーされた曲をたくさん聴くことになるからです。

 

3. 製作スピードが上がる

曲のアレンジをする際、打ち込みで作るよりも「弾けるなら弾いた方が早い」という場面は多々あります。この利点はかなり大きいです。

 

とは言え、打ち込みもどんどん楽になってきています。一昔前はコード楽器(特にギター)の打ち込みは地獄だったのですが、最近は鍵盤ひとつ押すだけで勝手にジャカジャカしてくれたりします。それでも弾けるなら弾いた方が早いですけどね。

 

まとめ 

当初、楽器が弾けることのメリットをもっとたくさん書いたのですが、読み返してみると「あれ、これDAWでも出来るよな?」っていうことばかりで結局メリットを3つしか残せませんでした。

いや、でも僕が思いつかないだけで利点はまだまだありますよ本当に。

 

しかし結論として、作曲するのに楽器は不要なのかそれとも何だかんだでやっとくべきなのかよく分からない感じになってスミマセン。

僕は楽器を推進したい人なので音楽やるならやっぱり四の五の言わずに楽器を弾いて欲しいです。理屈じゃないのです。

 

おわり